東京工業大学を苦学して7年かけて卒業 卒業後3年で個人研究所を設立 本年81歳 52年間個人の研究所を維持 年間363日、朝6時から没頭 分野は機械・電気なんでも 設計・試作・実験・教育と多彩 特に試作は自らやるので格安だ 化石のようなアナログ経験 職人をうならせる工作技能 旋盤加工から電子基板までこなす超個人主義 エネルギー問題は得意分野 フライフォイールによる蓄電では特許も持つ 全部自家工場で自作のプロトタイプ 超大型の発電所の省エネ対策まで提言する キャパシタを使った電気自動車の草分け技術者 キャパシタを使用した鉄道車両開発の時は千葉県に線路まで引いて実験  既に実用化してJR北海道で稼働 人力飛行機は趣味の活動 設計・製作・学生の指導にもあたる 忍者の浮き輪実験 これも趣味の分野 アイデアが抱負で和船の艪の革新にも取り組む

 伊東孝彦氏が52年間保持してきた雪ケ谷制御研究所は新横浜駅前のビルにあります。ユニークな研究・設計・プロトタイプ製作・実験・教育を行っています。


 特筆すべき大きな実績としては、ディーゼルエンジンに使うグロープラグの革命的改良があります。1973年のオイルショックの時に大手自動車会社の委託により、考案、実験、試作、特許取得まで行いました。当時、始動までに25秒掛かっていたのを一気に1秒に縮めました。現在では、その改良型グロープラグが全世界で使われています。セラミックヒーターの発想、実験、試作を行ったのもその時でした。


 キャパシタを5千本つないで自動車を動かす発想を即実験をして実証して見せたのは1980年代の終わりでした。現在米国のステラモーターが同じ発想で急成長していますが、20年も先行していました。


 いずれも、機械屋とか電気屋という領域を分ける発想とは異なり、総合的に思索、発案、設計、実験、試作を短期間に行うところに伊東孝彦主宰の雪ケ谷制御研究所の真価があります。また、自ら特許を取るまでは行うが、それを利権化したり、資金に変えるようなことはしないのが伊東孝彦流のようです。世のため、ひとのために発想が活かせ、現物を作る喜びが信条のようだ。ですから、お金をつくることに時間を割けないと見うけられる。利用する技術者や企業も伊東孝彦の好意に本当に答えているでしょうか。


 過去に行った主なプロジェクトをご参照頂ければ、伊東氏の発想と能力は把握できると思います。


 特に売りは、キャパシタ、スマートグリッド(デジタルグリッド)など最先端の技術に精通し、50年の長い経験と年老いて益々盛んな論理力、創造力を活かした開発力にあります。更に特筆すべきは、機械・電気の広範囲にわたる分野での試し設計、試作品製作を独力で行うところにあり、短時間で少ない予算で行うことができます。


 近年、後進の育成を意識して、大学、大学院、研究所の若手技術者を預かり、直接教育指導も行っております。


 現在、国の超巨大プロジェクトの中心的技術開発に没頭。守秘義務により中身を記載できないのは残念。


 後継者を育てるのが課題。伊東氏のお眼鏡に適う技術者を発見するのは難しいが、
60歳を過ぎたひとでも誰か名乗り出て、教えを乞うひとが現れないかとこのサイト
制作者は切に願っています。

2012.6.22に人力ヘリの会を立ち上げました。伊東さんを支援してきた住職が寄付をしたのが切っ掛けでした。


 学友をはじめ、彼の周りの者が「是非、シコルスキー賞に挑戦しよう」と集まったのです。彼は既に構想も、構造計算も済ませています。


 既に設計にも取りかかり、年末までに実機を制作し年末までに発フライトをしようと、有志とともに、動き出しています。 人力ヘリの会は休眠中です。

下記の主要プロジェクトの写真をクリックすると、個別のプロジェクトの説明画面にとびます。当面詳細案内は5プロジェクトのみ、いずれ6番以降もつくります。

1973年にはグロープラグを革命的に進化させた。始動を24秒から1秒に。 1980年代に、キャパシタを5000個結合して自動車を走らせた。時代より20年先行していた。 電気自動車用コイルいすゞ委託EVモーター 巻き線も伊東自身が巻く
九州工大向けターボファンエンジン この機械も自作しています 自主開発 キャパシタ鉄道車両 やってみせる必要あり、線路まで敷いて実験走行を行う 一時テレビでも話題に 大阪ガス向けキャパシタ自動車
日本石油からの委託で、電力を保管するために、真空ちゃんバーの中でフライフォイールを回す実験を繰り返す。特許も取得している 日石委託の真空チャンバー 米国シグナグラフィック社向け、電子機器の自動組立機械
ホットプリンター 大阪ガス向け炭素材の研究 真空ポンプの写真真空ポンプ
自主開発 忍者の浮き袋(水上歩行器) 人力飛行機翼の指導 長年学生の指導に当たっている 人力飛行機翼の製作も自ら行う

 雪ケ谷制御研究所は50年続けた伊東孝彦の個人の技術研究所です。機械、電気関係の分野で、問題解決、新製品構想、設計、試作、プロトタイプ製造、教育など幅広く活動をしています。下記のフォームで遠慮無くご相談ください。

伊東孝彦さん遺影 2020年1月撮影

伊東孝彦さんは2021年6月10日に逝去されました。

 2020年1月にお会いしたあとは、コロナ騒ぎで会えず、電話で話すだけでした。本年4月26日に電話で話した時はお元気でした。「5月22日に入院した」との連絡を受けていましたが、メールのやりとりもできず、コロナのこともあり面会もできない状態でした。

 そのまま訃報になりました。

 雪ケ谷制御研究所は継ぐひとも居ないので大家さんが処分するとのことでした。

 幸い、いくつかのプロジェクトは阿部力也さんがお継ぎになると伺っています。連絡先などは、このサイトの末尾に記載します。

 このサイトは引き続き私ができるだけ長く管理する予定です。学友鈴木富司が記載しました。合掌


 このサイトは伊東孝彦君が50数年 
経営してきた個人の技術研究所を
紹介するために学友の鈴木富司が制作したものです。

 伊東さんは逝去されましたが、鈴木が暫く管理します。















個別プロジェクト6.以降制作・検討中





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2016.04.27 

本ウェブサイトのリンク切れ補修

2015.08 

本ウェブサイトの一部見直し修正

人力ヘリの会発足、平行して会のウェッブ・サイト制作2012.06 

人力ヘリの会発足、平行して会のウェッブ・サイト制作

2012.04 

サイトの本格的制作

2011.12 

伊東氏所有の写真をスキャン開始

2011.09 

サイトの制作開始