自動車輸出物語 

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記載日付:2007年8月28日
ライター:鈴木富司
番号:000-077
タイトル:「商社無用論」に反応
 
 長らく自動車輸出物語を書かなかったら、まぐまぐから停止させられました。折角続けて来たので、再開をします。再開するに当たり、自動車輸出物語を違った視点により書いてみたいと思います。従来同様宜しくお願いします。

 新しい視点は、私自身がどういう想いで生きてきたか、自動車輸出や自動車海外事業に従事したときに、何に燃えたかという視点で書くことにします。それは、そこに私の使命が隠れているからです。

 それには、何故三菱商事に就職をしたかに遡る必要があるようです。東京工業大学の機械過程応用力学コースに在籍しましたが、ほとんどは課外活動のアジア学生技術会議の実行委員としての活動に終始しました。その委員会の先輩で松下電器に就職された林義雄さんが、松下幸之助さんに面談されてきた直後と思いますが、興奮気味に、ノートに図を描きながら、説明をしてくれました。

 「これからは、工学部出身者も営業職につくことが必要である。」「生産される商品も高度化されるし、営業も工学部出身者でなければこなせない」というような趣旨だったと思います。その説明が、「腑に落ちた」という感じで、ストンと納得をしてしまいました。

 その頃商事会社の人事部も大学に通っていたようです。求人のため、大きな外車に乗って、やってくるという時代でした。しかし、ほとんどの学生が新聞紙上を賑わす「商社無用論」を信じていて、メーカーの方が上位で、商社は、何故かメーカーの僕(しもべ)という概念が一般的に信じられていました。実際に、給与も最下位でした。しかし、私は、逆にこれからは商事会社だと反応をしてしまったのです。

 何故か、早々と「商社に行く」、「三菱商事だ」と決めてしまいました。大学の先生は、三井物産を推薦すると言って下さったのですが、故郷の母が、「三井より三菱にしておくれ」と言うのです。鈴木家の家風は三菱の方が合うということのようでした。

 父は、桐生市で代々機屋(織物業)をやっており、父の代で7代目でした。先日、小学校の同窓生と昔語りをしていたら、「とにかく、おたくは真面目な家だから」と父の生き様を指摘されました。何しろ、税金逃れのために、こぞって個人事業を会社に変える風潮のときに、父は、頑として個人事業を会社化することを拒み、税務署長さんより「お国が法人税を低くするのは、会社に蓄積をさせて、戦後の復活を果たそうとするものだから、鈴徳さんも会社設立をして、戦後復興に協力をしてください」と説得をされたというほどの頑固さでした。

 一方、母は、群馬県の典型的な女性で、6男8女の14名の子育てだけでなく、織物業の技術、開発、営業、労務管理を猛烈な勢いでやっていました。織物の新しい技術の開発になると没頭して夜も寝ないという感じでした。当時のオリンピックで有名になったチェコの陸上選手「人間機関車ザトベック」に因んで、親戚の人から「桐生のザトベック」と呼ばれるほどでした。

 その2人の影響を受けて育ったものですから、三菱商事に入ってからも、スイッチが入ると、とことん燃えました。それでいて、筋を通すと言うか、社会的な善悪を感ずると頑として流されまいと抵抗をしたようです。

次回は、何にスイッチが入ったかを自動車輸出物語として語りましょう。

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を読んで頂けたら光栄です。

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鈴木富司
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